私が好きだった雑誌に、平凡社の月刊「アニマ」がある。動物についての様々な記事が掲載されていた。大学の動物学者達の対談、プロフェッショナルな写真家達の作品、NatureやScienceといった総合科学誌からに掲載された論文の紹介、などなど、ほんとうに素晴らしいコンテンツの数々だったのだが、僕が学部生だった1993年に突如廃刊になってしまった。アニマの創刊時の編集者が、小林祥一郎という方で、この著作「死ぬまで編集者気分」は、50年の編集者人生について書かれた出版私史とのこと。古本で見つけてつい衝動買いしてしまった。
経歴を見ると、1928年の岡山県生まれ。つまり第一次と第二次の世界大戦の間に生まれておられる。
1945年に江田島の海軍兵学校に入校とのことだから、入学した途端に終戦というわけで何とも波乱な人生を送っておられる。
全体で370ページほどの中で、私の大好きだった「アニマ」についての記述はわずか6ページほど。50年の編集者人生を持つ方にとっては一つ一つの雑誌の思い出ににさけるページ数はそんなものなのだろう。中西悟堂という言葉もたった一度しか出てこない。しかし、創刊当初は今西錦司、中西悟堂のほか、コンラート・ローレンツも含めた三人監修であったことは、知らなかったので驚いた。
途中、マイクロソフトと平凡社がタッグを組んで作成した日本語版「エンカルタ」について、多く書かれている。CD ROMに収められた百科事典なのだが、項目同士がリンクされているとか動画や音声も盛り込まれているのが当時としては画期的だったそうだ。世界中に売ることを目指していたために、紛争地域をどの国の領土とするかについてのトラブルが国際問題になり、著者の苦労と挫折についても書かれていて興味深い。
内容は、いかにもインテリゲンチャの回想録という感じで、さーっと読める感じではないけれど、実に面白い。
まだざっと眺めただけなので、改めてゆっくり読み直そうと思う。
7時半起床。だんだん起きるのが遅くなっている。借りている市民農園に10日以上行っていないので、今日(8月27日)こそは、と行ってみた。草ぼうぼうで隣の区画の人に申し訳ないのだが、32度以上ある日にはとても畑作業はできない。
前回黒のビニールシートを敷いて置いた部分は、草がひどくない。今回も1/8ぐらいを掘り返し、ビニールシートを敷いて退散してきた。
もう何もなっていないだろうと思ったが、ナス2本とゴーヤ1つが取れた。
自宅では、2by4木材を使ったDYI。玄関前のゴタゴタをきれいにするために棚を作るのだ。今日の作業は木材へのワックスがけ。匂いが籠らないようにベランダでやるのだが、汗だく。
このプランがうまく行ったら、長女の机の辺りに棚を作る予定。
ブログは毎日書こうと思っていましたが、なかなか続けるのは難しいです。
これからしばらくは、住み始めて1年を過ぎた、犬山市の市政について書こうと思います。
今年(令和四年、西暦2022年)のうちに、犬山市長選挙があるはずですし、2023年には統一地方選挙があって、その中で犬山市議会選挙もあるはずです。
自分が投票するときに、あまりにも何も知らないと困るので、少しずつ調べて備忘録としてブログに記載しておこうと思います。
余裕があったら、近隣市町村や愛知県や岐阜県の同じような地方行政について調べて書いていきたいと思います。
犬山市は、市議会の様子が全てyoutubeで公開されており、ライブで聴くこともできるしアーカイブも残り続けています。
先日、ふと気の迷い?で流し聞していたら、突然山田市長のスピーチが始まり「今期で市長を辞める」という話をされていたので、びっくりしました。翌日の中日新聞にも掲載されていて、その様子だと市職員や他の市議会議員の方々もそのスピーチが始まるまで、知らないことだったようです。私は、山田たくろう市長を良い仕事している方だと高く評価していたので、市民の一人としてとても残念だったのですが、仕方がないですね。
このブログを書くのは、山田市長の後を担う人がどういう人になるのか、色々自分で考えたいから、ということもあります。自分がまだまだ当分は住むつもりの市ですので。
さてまずは、大事なデータのリンク集。
犬山市挑選挙の過去の結果は、犬山市役所の下記リンクから見ることができます。
犬山市議会選挙の過去の結果は、同じく下記リンクから見ることができます。
愛知県による、犬山市長選挙に関する情報
愛知県会議院の情報(定数102人のところ、犬山市は定数1。)
オフィシャルな情報として必要なのはこれぐらいでしょうか。
とりあえずここまで。
いつも散歩は犬山首頭工を通り抜けるところから始めるのですが、明後日の水曜日(2月23日)からしばらく、橋の修繕のために通行止めなんだそうです。
それはともかく寒い。雪も少しだけふっていました。そんな中、いつもは持って行かない双眼鏡を使ってカモを眺めるたところ、コガモがいるのが確認できました。
そもそもこの日はカモが1箇所に固まっていたので、比較観察がしやすかったのです。マガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリは、いつも通りいたのですが、一羽だけひとまわり小ぶりなカモを見つけました。
写真向こう側にいるのが、コガモです。
コガモ(小鴨、Anas crecca、英名: Common Teal)。
私は10代のことから、カモの中ではコガモとトモエガモが大好きでした。あとまだ見ていないのがミコアイサです。ネットで見ると、木曽川ではしばしばミコアイサが見られるようです。いつか見てみたいものです。
最後にいつもの場所でいつもの写真を撮っていると、橋の下から、キョキョキョキョキョ、と甲高い声が聞こえてきました。見ると三羽のカイツブリ(鳰、Tachybaptus ruficollis (Pallas, 1764)、英名:Little Grebe)が追いかけっこをしていました。もうすぐ春ですねえ。

毎度同じ写真です。正面が伊木山、Wikipediaを見て「夕暮富士」という別名のあることを知りました。なかなかいい名前ですね。
伊木山山頂は173.1m、その天辺に伊木山城跡が残されています。永禄三年(1560年)に織田信長に攻め落とされて、天正十九年(1591年)に廃城になったのだそうです。その後、第二次対戦中にも利用されたりしていたようですが、平成十二年の発掘調査で天目茶碗が見つかったりしています。
一度だけ登ってみたことがありますが、途中に作られた広場からは、各務原が一望に眺められて素晴らしいです。
また途中に、中生代の地層と更新性の地層の積もり不整合が見られる場所があって、説明看板も整備されていてなかなか見ものでした。その時は、山頂の城跡までは行けませんでした。城跡から眺められるのはむしろ木曽川側の景色のようです。暖かくなったら、もう一度行ってみようと思います。
参考